ホッパーフィーダーの特徴について
ホッパーフィーダーというのは、ホッパーとフィーダーの2つの機構からなる機械のことで、主に工場で用いられる産業機械になります。
ホッパーとは例えば砂利、土砂、石炭などの固形物を機械の上部で一旦仮受けし、機械の下部から一定量、あるいは一定のスピードで供給するような装置のことです。
イメージとしては大型の漏斗のようなもので、大量の固形物を小分けしていくための装置と考えればよいでしょう。
大型ダンプカーなどで運ばれてきた大量の固形物を小分けする際、一つ一つ作業していてはあまりにも非効率です。
そんなことをするよりも、投入はまとめて一度に行うことができれば効率的だということで生み出された装置です。
一方でフィーダーというのは搬送のための装置を指します。
順番に先に送っていくというような意味を持つ言葉です。
ごく単純なホッパーでは本当に大型の漏斗そのものであり、下から出てくる固形物は単に重力によって流れてくるだけです。
これでは現実問題として小分けの作業が非常にやりにくいということがあるでしょう。
そのため、単に重力だけを利用するのではなく、その量やスピードをコントロールするための装置がフィーダーです。
この2つの機構を組み合わせたホッパーフィーダーは、投入された固形物について、指定する分量、指定するスピードで小分けに供することができるようになり、作業をできるだけ自動化して効率的に行うことができるようになります。